2021.07.8 からだとこころのこと
「頼ってもいい」ということ
「ニュースレター出すので、記事書いてくれない?」
と、声をかけてくれたのは先輩・ナツメ堂鍼灸院の久保さん。
いつもこんなふうに機会を与えてくれる、お世話になっている先輩です。
当然二つ返事でお受けしました。
最近想っていたことを書かせていただきましたので、ブログでもお伝えします。
ひとりで頑張っている
ホクラクの患者さまから、
「ずっとひとりでご主人の介護をしてきたが、デイサービスを利用し始めてから体も気持ちも楽になった。ご主人も外に出ることが良い刺激になっている」
というお話を聞かせていただきました。
時を同じくして、久しぶりにご来院された患者さまのこと。
「ずっと肩こりが辛くてシップなどでごまかしていたが、いよいよしんどくなったので来ました」とのことでした。
施術後「あーこんなにラクになるなら、早く来れば良かった」との声。
おふたりの患者さまに共通しているのが、
「自分の力だけで、なんとかしようとしていた」
ということだと思いました。
「頼ってもいい」
「自分のことは自分で」それは大切なことだと思います。
ですが、時にはプロに任せたり誰かを頼るほうが、結果いろいろと効率が良いこともあると思います。
今の世の中の状況で「他人に迷惑をかけてはいけない」という風潮が、どことなく強まっている気がします。
でもこんな時だからこそ、
「困ったときは頼ってもいいんだ」
そして頼られる方は、
「お互いさま」
という気持ちを、少し多めに持ってみる。
そうすれば、もっと皆がラクに暮らせるだろうな、と思います。
そして、僕ら鍼灸師は「身体のプロ」
しんどいなぁという時は、声をかけてくれたらうれしいです。