2021.08.3 アトピー性皮膚炎
アトピーと食事~その③「バランスが大事」
「アトピーと食事」シリーズ、その③です。
※「その①自分との相性」と「その②どのように食べるか」はこちら。
今回は「バランスが大事」ということについて。
食べ物もバランスが大事
「いろんなものをバランスよく食べる」ことが基本だと思います。
言い換えると「偏りすぎないように食べる」ということ。
食べ物に限らず、何かしらに偏りすぎると、身体や心に不調が生じます。
質と量、どちらもバランスよく
「質と量」どちらのバランスも大事です!
質…食材そのものと、その性質
量…体調に合わせた量を、腹八分目で
食材そのものというのは、肉も魚も野菜もまんべんなくということ。
肉はアトピーの方でも、影響少ないものを適量食べるのは良いと思います。特に皮膚の生成にタンパク質は重要です。
魚を食べるのは良いと思います。生魚や青魚系は痒くなる方もいますね。僕は鮮度の悪い刺身とかでかゆくなります。
野菜はどんどん食べていいと思います。葉物も根菜も豆もきのこも、、、できたら同じものばかりでなく、いろいろ食べるのがいいですね。ナスやトマトなどはかゆみを強くする場合があるので、それらは食べすぎ注意ですね!
アレルギーという視点でも、特定のものを過剰に長期間摂取するとアレルギー反応が起きる事例があります。
あとは、腸内環境をよくすること。「快適なお通じ状態になること」がアトピー改善のキモなので、発酵食品や食物繊維豊富なものはおすすめです。食べてお通じが良くなるものを摂るのがいいと思います。
ヨーグルトなどは食べてお通じ快適なら、無糖のものを適量食べるのは良いと思います。
食事を簡単にすまそうとなるとパンや麺類が多くなりがちですが、小麦の食べ過ぎには注意ですね。小麦に含まれるタンパク質が腸に負担かかっている場合があります。
特にアトピーの方、慢性的にお通じが悪い方、原因がわからず不調が続いている方は、小麦を断ってみるのもおすすめです。
旬のものを食べる
「冷えは万病のもと」と言われるように、基本的に身体は冷やさないほうがいいですが、夏の暑い時や体に熱がこもっているときに体を冷ますように食べたり飲んだりするのは適切です。
スイカや夏野菜などの、冷ます作用ものを暑いときに食べるのは理にかなっています。
注意なのは、暑くない時に冷ます性質のものを食べること。
冬場の冷えたビールとかアイス食べ過ぎは危険性が高いですね!たとえ室内は温かくても。
その上で、何を食べたらいいの?というと、「旬のものを食べる」そして「その土地で取れるものを食べる」ことがおすすめです。
あとは、出来るだけそのまま、自然のままを食べる。
これは「生で食べる」ということでは無く、「出来るだけ添加しない」ということです。
基本的に添加するほど調味料や摂取する油なども増え、アトピーに影響する要素も多くなります。
出来るだけシンプルに、が好ましいですね。
同じコストをかけるにしても、調味料たくさん買うよりも、すこしよい食材を買うほうに投資する。そして素材そのものを味わう。出来る範囲から食を変えると、身体もより元気になります。
食はアトピーや自律神経の症状にかぎらず、多くの身心の不調とつながっています。
ホクラクでは食生活もサポートしながら、ラクになるお手伝いをいたします。