はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2021.12.10 院長のつぶやき

触れ合うということは

先日、とある患者さまからメッセージをいただきました。

患者さま(以下Nさん)は、がん治療の一環としてホクラクに来てくれていました。

現在は札幌を離れ、別の地でご家族と一緒にお暮らしのNさん。

メッセージを読ませていただき、思ったこと。

ここで紹介させていただきます。

Nさんのメッセージ

おはようございます。
昨日はありがとうございました。
薬がストップした事もあり若干身体もしんどい感じがあったのですが、昨晩は身体が元気になったように感じました。
そうすると心も楽になり、あーこうやって心身を整えてもらっていたのだなーと、改めて実感しておりました。
ご夫婦でいつも温かい心遣いをして頂き、癒しと元気をもらう事ができました。
短い間でしたが本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


メッセージを読ませていただき、

「僕らも、大切な時間を過ごさせてもらっていたな」

と思ったのでした。

Nさんは僕らに、

ホクラクにできることは何だろう?

なにがNさんのためになるだろう?

患者さまの今を満たすには、未来の健康のためには、なにが出来るだろう?

それらを考える機会を与えてくださいました。

僕らの仕事は「触れ合う」こと

医療の原点は手当。手当は触れ合い。

触れ合うということは、触れていると同時に、相手からも触れられていること。

相手の存在を感じながら、自分の存在も感じてもらっている。

お互いが関わりあって調和する。
それが、治る、や、安心、にも繋がると思っています。

ホクラクは鍼灸院。鍼灸は触れる医療。

Nさんに良くなって欲しいと思い、Nさんもホクラクで良くなりたいと思ってくれる。

Nさんは心身の整いを、僕らはNさんから学びや喜びをいただいてました。

がん治療と鍼灸

がん治療の一環として鍼灸治療を希望する方がいらっしゃいます。

僕自身も多くのがん患者さまを診させていただきました。

多くの方は放射線や抗がん剤の治療と併用して鍼灸治療を望まれます。

吐き気など抗がん剤の副作用軽減や、体質改善を目的としてなど。

鍼灸は痛みの緩和に有効なため、緩和ケアとして導入されている病院もあります。

鍼灸とその効果の認知が広まり、がんやご病気でお悩みの方の力になれる機会が増えればと思います。

そのために鍼灸の効果やメリットを鍼灸師が発信することが必要です。

離れているからこそ願う

その後Nさんの鍼灸治療は、お世話になっている鍼灸師の先生にお願いしています。

大切な患者さまの治療を、尊敬する先生にバトンタッチできて本当に良かったです。

Nさんがよい日々を過ごせますよう、これからも変わらず願っております。

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