はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2021.05.2 からだとこころのこと

「フェアにみる」ということ

4月後半は、鍼灸師仲間の桜木鍼灸治療院川畠裕子先生が主催される「アトピーのお話会」や、プロジェクトさとわの活動や鍼灸ボランティア関係でお世話になっている災害 鍼灸マッサージ プロジェクト三輪 正敬先生のお誘いで「日本災害鍼灸マッサージ連絡協議会(JLCDAM)」の懇親会など、いずれもオンライン開催のイベントに参加させてもらいました。

コロナが生んだ「陽」の側面

ZOOMなど、オンラインを活用したイベントに参加することが増えた昨今。いままではオンライン活用が馴染みがなかった人にも浸透したり、リアルでは出来なかったことがオンラインだからこそ出来たりと、大変な状況の中でも、プラスに働いたこと、新たに生まれた価値はゼロではないはずです。

こんなこともコロナの状況が生んだ「陽」の側面だと思います。

学んでいる心のこと、「フェアにみる」こと

昨年より、呼吸の学びと共に「心・コミュニケーションの学び」を続けています。

そのなかでの大きなテーマが「フェアにみる」ということ。

物事や言動を「陰」の面からも「陽」の面からもどちらからもフェアにみるということです。

すべてのものはマイナスの面もあればプラスの面もある多面的なものです。物事の「どこにフォーカスしているか」で、自分にとってそれがどのような存在かが決まります。

例えば僕にとって持病のアトピーは、できることなら無くなってほしいものですが、同時にアトピーから学んだことはたくさんあります。

からだを丁寧にあつかうこと、こころを気持ちを循環させること、他人のつらさに想いを馳せること、鍼灸師として医療者として経験を活かすこと、などなど。

こう考えると、「つらいことも含めて、自分を自分たらしめる大切な要素」です。

いまこそ、フェアにみることをラクに生きる知恵に

コロナウィルスはいまも社会に個人に多大な影響を与え続けており、協力や支援を必要とする方々がたくさんいます。まずは最優先すべきは困っている人・弱っている人へのサポートなのは間違いありません。

同時に、そこから生じるものを良い悪い・大きい小さいだけでなく、生じている事実をフェアにみていくことも、今を生きる大切な視点だと感じています。

マイナスの状況の中にもプラスの面を見出だすことで、いまを少しでもラクにしあわせに暮らしていきたいですね。


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