2021.04.8 アトピー性皮膚炎
ホクラクのアトピーの考え方
「アトピー性皮膚炎」は自身がアトピー持ちということもあり、ホクラクが専門とする症状の中でも力を入れています。
「からだとアトピーの関係をどのように考えているか?」
ホクラクのアトピーの考えを「バスタブ」に例えてお伝えしてみます。
図を使ってお伝えします。
「バスタブ」で考えるからだとアトピーの関係
水=アトピーの悪化要因
バスタブの大きさ=身体の許容量
排水量=身体が処理できる力
というかんじです。
症状がでない状態「処理できる力・許容量>悪化要因」
バスタブ内に水が収まっている=許容量・処理できる力が悪化要因より勝っている=症状がでない
というかんじです。
負担はゼロじゃないが(水=悪化要因が無いわけじゃない)、身体が処理できている状態です。
症状がでる状態「悪化要因>処理できる力・許容量」
バスタブから水があふれる=からだがいっぱいいっぱい=症状がでる
というかんじです。
症状の強さは「あふれる水の量に比例する」イメージです。
それでは、症状がでるケースを細かくみると、
症状が出るケース①「悪化要因の種類がふえる」
環境の変化で新たな負担がふえたり、などなど。
症状がでるケース②「注がれる水量がふえる」
仕事などで日常の負担がふえたとき、など。
症状がでるケース③「許容量が小さくなる」
症状がでるケース④「処理できる力がおちる」
いずれもからだが弱るパターンです。
疲労、加齢、他の疾患の影響、ストレス、IgE抗体の上昇、、、などなど。
これらを踏まえ、ホクラクでは、
①まず悪化要因を減らすことを優先する。リスク、マイナスを減らす。負担となる生活習慣の見直し、症状の強く出る食べ物を避ける、など。
②そのうえでプラスとなることを取り入れる。食生活・栄養バランスの改善、呼吸法などのセルフケア、良い生活習慣づくり、など。
③自分でアトピーのコントロールが出来る。アトピーと上手く付き合いながら体調管理・維持して生活が出来る。
症状や状態によっては薬なども活用しながら、段階的に薬に頼らなくても大丈夫な身体にしていく。アトピーの出にくい・出ない身体づくりをしていく。
という改善へのサイクルを、「治療」と「養生」の両面からサポートします。
治療(鍼灸など)→今の症状改善。「治る力が働く状態」=身体がニュートラルの状態に整える。
養生(食事などの生活改善、日常でのセルフケア)→未来の予防。治療で整った状態の維持。
これらのことをアトピー治療の基本として、ホクラクではアトピーの改善、患者さまがラクになるためのお手伝いをさせていただきます。