はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2022.08.12 改善事例・患者さまの声

症例報告/改善事例:月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)∼生理前の不調、腰痛、頭痛、肩こり

ご来院者さま 

40代 女性

治療開始

2022年5月

症状

5~6年前から生理前の体調不良(月経前症候群:PMS)が続いている。

気持ちの落ち込みやパニック症状など精神的の不調、月経前不快気分障害(PMDD)も併発する。当該症状での婦人科の受診なし。腰痛は年度はじまりの時期(4~5月)に好発。20代の頃にギックリ腰を3度経験。頭痛は時々片頭痛(左側)に発症。月に2~3回市販の痛み止めを服用する。

出来るだけ病院にはかかりたくない、薬も出来たら飲みたくないとのご要望もあり、当院にご来院。既往歴として頚椎ヘルニアによる右手のしびれ(2011年12月~、画像診断により頚椎5~6番間が狭くなっているとのこと、鎮痛剤と湿布を処方されていた)

生活の状況

コールセンターのお仕事(4年目)。フルタイムで座りっぱなしでのパソコン作業。

所見・お身体の状態

脈診はやや弱、特に寸口・尺中が弱い。舌診は舌苔は白く、舌下静脈の怒張。腹診は臍上下左右、左季肋部に圧痛。下肢末端の冷えと緊張あり。頭頂部の皮膚過緊張。

腰は左回旋、背屈、左側屈でいずれも左側に痛み発現。首は後屈で後頚部痛と右手母指に放散痛。左膝裏に著明な圧痛、右後頚部に筋硬結あり。胸鎖乳突筋および乳様突起まわりの過緊張。

治療方針

主に肩首まわりの過緊張と全体的な気力低下による血の滞りがみられる。

置鍼やお灸などにより全身的に気血を補う施術を行いながら、自律神経調整およびホルモンバランスの安定のための耳・手足末端・頭皮などへの施術も行う。

同時に下半身の冷え改善のためのセルフケアや養生法もお伝えする。治療ペースとして1週間から2週間毎の治療をご提案する。

経過

2診

初診から6日後に生理があったが、生理前の気分の落ち込みが無かったとのこと。また、この間頭痛も起きていない。ご自身の感覚として「寒さを感じにくいようになった」「血行が良くなり、内臓が元気になったかんじ」とのこと。肩や腰の張り感はまだある。

3∼4診

この間にも生理があったが、生理前の体調不良や気分の落ち込みをまったく感じなかった。頭痛の頻度も減る。「そういえば痛み止め飲んでない」とのこと。日常での呼吸のしやすさも実感するようになる。

5∼6診

体調安定して過ごせている。暑い日も以前より元気に過ごせるようになった。腰痛も痛みが出なくなり改善されている。

まとめ

生理前の体調不良や気分の落ち込みなど、月経前症候群(PMS)に鍼灸治療は有効です。こちらの患者さまの場合は特に改善が早かった一例となります。

月経前症候群や生理に関するお悩みの場合は、月2~4回の治療ペースで生理の状態を確認しながら治療を進めていきます。症状の安定に伴い、月1回や2ヶ月に1回のメンテナンスとしての治療でも体調が維持できるよう目指していきます。

月経前症候群にはホルモンのバランスが関わり、ホルモンは自律神経の働きによって調整されます。

併発している頭痛や肩こりも自律神経の影響が大きく、鍼灸や呼吸法での治療は全身的な改善に効果的です。

月経前症候群や生理に関するお悩み、更年期症状などでお困りの方は、ぜひご相談ください。

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