はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2021.01.25 背中の痛み

背中の痛みやつらさはなぜ?

「なんか背中が苦しい、、、」「背中に痛みを感じる、、」

肩でもなく、腰でもない。背中に症状を訴える方は、少なくありません。

肩や腰に症状がある場合「ここが辛い!」と、ピンポイントで示せる場合が多いですが、それに比べて背中の症状を訴える方は、「なんとなくそのあたり」と表現される方が多いです。

背中は不調のサインが現れる場所

背中には「身体のさまざまな不調」が、反応として現れる場所です。

それ故、背中に痛みやコリ、苦しさなどの症状を感じたときは要注意!です。

では、具体的に何が背中の症状に現れるか?というと、

① 神経系に関するもの~帯状疱疹およびその後の神経痛、肋間神経痛など。

② 筋肉や骨など運動器系に関するもの~脊椎炎や圧迫骨折、胸椎の関連、姿勢、手足の関連など。

③ 内臓疾患に関するもの~呼吸器系の疾患(気管支炎、喘息など)、循環器系の疾患(心筋梗塞や狭心症など)、消化器系の疾患(急性膵炎、胆嚢炎、胆石症、胃炎など)、泌尿器系の疾患(腎盂腎炎、腎がん、膀胱炎など

④ 自律神経や精神面に関するもの~呼吸の乱れ、身体の力み、息苦しさ、胸苦しさ、喉が詰まる感じ、不安神経症、不眠など。

などが、背中の痛みやコリとして現れます。

ホクラクの行う鍼灸や呼吸法は、背中の痛みやコリの改善に効果的です。

病院の受診が必要なケース、鍼灸・呼吸法が適応のケース

背中の症状の多くが鍼灸や呼吸法の適応ですが、中には緊急性を伴う医療機関の受診が優先されるものもあります。当院でも鍼灸治療の際はお身体を診て症状を鑑別し、必要な場合は然るべき医療機関に受診していただくことをおすすめしています。

大別すると、

①鍼灸や呼吸法が適応であり、効果を期待できるケース
慢性の症状、筋肉・関節、自律神経系による背中の症状の多くは、効果を期待できるケースです。

②緊急性があり、早期に医療機関の受診・治療が必要とされるケース
急激な強い症状、発熱など伴うもの、内臓疾患が疑われるものなどは、まず病院の受診をお勧めします。

③医療機関での治療と共に、鍼灸や呼吸法を併用することが効果的なケース
例えば、帯状疱疹の発症初期時は病院での治療が必要ですが、その後の神経痛には鍼灸が非常に有効です。帯状疱疹後の神経痛にお悩みの方は多く、出来る限り早期に鍼灸も病院の治療と併せて始めることが、神経痛を残さないポイントです。

となります。

まとめ

背中の痛み・コリなど、背中の症状に鍼灸や呼吸法は効果的です。ただ、その中には原因となる病気が潜んでいるケースもあります。

当院では、緊急性のある状態ではないか?鍼灸や呼吸法を行って問題ない状態か?をしっかり鑑別したのちに施術を行います。

背中の症状でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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