はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2022.07.17 呼吸のこと

呼吸は体と心をつなぐもの

自律神経失調症もアトピー性皮膚炎も「心」が関わる

ホクラクが専門とするアトピー性皮膚炎は、皮膚疾患・アレルギー疾患であると共に「心身症」でもあります。

心身症とは、各科が対応する身体疾患の内、発症や経過に心理社会的ストレスの影響で機能的(器質的)な障害を伴った疾患群です。日常生活で仕事や対人関係などの心理社会的ストレスに無頓着や無自覚な場合に発症・悪化することが多く一般的治療では改善困難です。身体症状と心理社会的ストレスの間にある“心身相関”の理解を心療内科は重要視します。

NCNP病院 国立精神・神経医療研究センターホームページより

また、同じく当院が専門とする自律神経失調症も,、心身症と原因や症状が似ていることから仲間であるとされます。

アトピー性皮膚炎・自律神経失調症のいずれも、ストレスや心の状態といった精神面の影響が大きいものです。

調身・調息・調心

禅の言葉で「調身・調息・調心」という言葉があります。

調身=体をととのえること
調息=呼吸をととのえること
調心=心をととのえること

呼吸は体と心の間にあるもので、呼吸には体と心の状態が表れます

息が詰まる
息苦しい

これらは、心の状態が息(呼吸)という体のはたらきに例えて表されたものです。

反対に「一息つく」も同じように心の状態を表す言葉ですね。

前者はマイナスの表現として、後者はプラスの表現として表されます。

実際、呼吸法を行った後は、「気分が良くなった」「気持ちが落ちついた」などの声が聞かれます。

例えば、

気分が乗らないさまをあらわす「腰が重い」
役割を終えたときの「肩の荷が下りた」

なども心の状態が身体的な表現として使われていますね。

「呼吸は自分をあらわす鏡」

肉体面・精神面どちらの状態も表れるのが呼吸です。また、そこには自律神経が深く関わります。

※呼吸と自律神経の関わりについてはこちらのブログに書きました

呼吸と自律神経について

自律神経を整える鍼灸や呼吸法は、肉体面・精神面どちらにもプラスになるものです。

呼吸は「自分の状態をあらわす鏡」のようなもの。呼吸を観察することで今の自分自身の状態を知るバロメーターにもなります。

まとめ

呼吸を整えることは心身両面を整えることにつながります。体も心もまるごとラクになる。

ホクラクはそのお手伝いをします。

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