2025.06.9 からだとこころのこと
その力みは、もう手放しても大丈夫

〜ある日の患者さんとの会話〜
それじゃあ、ラクに呼吸していきましょうか。
きもちよく吸って、ちょっと長めに吐く、、
「さっきより深く吸って吐けるし、ラクです」
「いまは腰も反ってないです!」
お、いいですね〜。
「昔から、不安だったり緊張すると腰をぎゅって反らせちゃうクセがあって」
「今はそんなに不安や緊張することは無いんですけど、クセになってて無意識に反っちゃうんです」
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腰が反る、肩が挙がる、お腹に力が入る、噛み締める、息を止める、などなど。
不安や緊張にさらされると、体は何らかの反応を起こします。
多くは「力み」として表れます。
〜しなくちゃいけない、〜じゃないとダメだ、というような「〜しなきゃ」が強すぎても起こります。
それが不調の種となり芽となり、いつしか慢性化すると、
自律神経失調症、パニック症、不安神経症、心身症などや、
不眠症、咽喉頭異常感症、呑気症、逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、などなど、
何かしらの症状や不調となって表れます。
じゃあ、そんな力みは悪なのか?というと、果たしてそうでしょうか。
人生のつらい時期や苦しいときを、力みという防御反応を起こして乗り越えてきた、やり過ごしてきた。力まざるを得なかった。
そんな、生き延びようとした証かもしれません。
でも、いまは必要ないかもしれません。
そして、力まずに頑張れるやり方があります(ここがとても重要)
あまりに力んできた期間が長いと、自分が力んでいることに気づいてない、でも不調はずっと感じる、、そんな方がとても多いです。
自分では気づいてない力みを解除し、自律神経を整え、気血の循環とバランスを促し、体が回復する芽を育てるのが僕らの仕事です。
そのために、鍼灸や呼吸法がお役に立てます。
一緒に体を良くしていきましょう。

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