2025.12.8 からだとこころのこと
身体が治るための5つの基本
当院では病名・症状に問わず、患者さんにお聞きする『5つのこと』があります。
それは、
『睡眠・食事・休息・運動・心の状態』
の5つです。
これらは、いわゆる『養生』と言われるものです。
この5つが、どれだけ満たされているか?不足したり乱れているか?により、身体が回復する程度とスピードを左右されます。
『治る力=自己治癒力』に直結します。
症状が軽くても、これら5つが不足したり乱れていると、治りが悪い方が少なくありません。
反対に症状が強くても、これらがある程度以上満たされていると、治りが良い方もいらっしゃいます。
病院での治療や薬、もしくは鍼灸など、どんな医療を受けるにしても、この5つが深く関わってきます。
薬を飲んだり、鍼灸を受けたりしても、いまいち治りが悪いなぁ、、という場合は、これらに目を向ける必要があるかもしれません。
これら5つと、病気や症状の程度・生まれつきの体質・その他病気の既往歴・年齢、などが合わさり、治る程度とスピードが決まります。
そして重要なのは、
『これらが全体的にある程度以上満たされていること』 ということです。
つまり、食事と運動が100点満点でも、その他0点なら無効になりかねないということです。
実際の患者さんへの質問としては、
●睡眠について
睡眠時間は十分とれてますか?
ぐっすり眠れていますか?
途中で起きたりしますか?
寝付きはどうでしょうか?
朝はすっきり起きれますか?
日中は眠くなりますか?
●食事について
ご飯は食べてますか?
極端に内容が偏ったり時間が不規則だったりしますか?
●運動について
普段どのくらい歩いてますか?
定期的に運動はしてますか?
●休息について
体と心に十分な休息はとれていますか?
無理していると感じることはありますか?
●心のご機嫌について
ストレスはどのくらい感じていますか?
リラックスやリフレッシュの時間を、生活の中で取れていますか?
というようにお聞きしています。
これらをお聞きし、いずれかに過不足があれば、鍼灸治療と併せて改善のアドバイスも行います。
当院が全身調整を取り入れている理由は、睡眠の質やお通じの状態といった身体の基本を改善することが、結果的に患者さんがお悩みの主訴を早く回復させることになるからです。
これら5つのポイントは、よく聞かれる当たり前のことかもしれませんが、やはり当たり前のことほど重要なものですね。
ホクラクでは、症状だけではなく、患者さんの身体と生活全体をみていくことが、治る近道と考えています。 自律神経失調症や自律神経の乱れ・パニック症状、その他不調でお悩みの方は、どうぞご相談ください。

自律神経失調症・自律神経系の症状、パニック障害、呑気症、咽喉頭異常感症(ヒステリー球、梅核気)、過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア・逆流性食道炎など消化器系の症状、月経前症候群(PMS)・月経前不快気分障害(PMDD)・更年期症状など婦人科系の不調、じんましん
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