2021.03.24 自律神経失調症・自律神経系のお悩み
息苦しさには、「呼吸法」でラクになるお手伝い
「息苦しさの改善には何がよいですか?息苦しさの治療はどんなことしますか?」
と、聞かれたら、
「その方によって違う、という前提はありますが、必ず呼吸法はやりますね」
と、答えます。
呼吸のトラブルは、やはり呼吸そのものにアプローチすることが効果的です。
呼吸法でラクな呼吸に
ホクラクでは「息苦しさ」の治療する際、まずふたつの視点から治療の計画を立てます。
- ラクな呼吸を繰り返し体験し、身体が覚えるように入力していく。
- 呼吸しやすい身体づくりをする。息苦しくさせている身体の力みなどを解消する。
これら実際の患者さまごとに考え、一番適切な治療方針をたてます。
息苦しさを感じている方の多くが、
- 「ラクに呼吸して」と言われても、ラクな呼吸がわからない。
- ラクに呼吸をしようにも、身体の力みなどでうまく出来ない。深呼吸しづらい。
という状態です。
これらどちらか、ではなく、どちらも感じている方が多く、人によって①と②の割合が違う感じです。
「自分の呼吸」を思い出す
①に対しては、呼吸法・呼吸ワークでラクな呼吸を体験してもらいます。「こうすればラクに呼吸できるんだ」「ラクな呼吸ってこんな感じか」という体験を繰り返して、身体にラクな呼吸を覚えてもらいます。そうすることで、ラクに呼吸するコツをつかんでもらいます。
②に対しては、まず身体をゆるめラクになってもらいます。主に鍼灸や身体調整法(体操のようなもの)を使います。また、姿勢や生活習慣、その方のクセなども、呼吸を邪魔する要因になっている場合がありますので、そのあたりも患者さまと一緒に探りながら、改善を目指します。
②を徹底的に改善して、徐々に①を加えていく場合もあれば、
①をメインにして、必要に応じて②も加える場合もあります。
患者さまの状態に合わせて、最適な組み合わせで治療していきます。
患者さまの希望と、こちらの考えをすり合わせながら、一緒に改善を目指していきます。
息しやすいと、生きやすい
いまだ新型コロナウィルス蔓延が続いている現在、息苦しさを訴える方は少なくないです。
直接的なマスク生活の負担もあれば、ずっと続いている閉塞感・緊張感によるものもあります。
呼吸法のメリットのひとつは、呼吸がラクになると共に「気持ちや精神面でもラクになる」ことです。
まだしばらく続くと思われるコロナウィルスの状況下でも、少しでもラクになるお手伝いが出来たら、と思います。
息苦しいと生きにくい、息しやすいと生きやすい。
息苦しさでお悩みの方はご相談ください。お力になれたら嬉しいです。