2022.03.16 鍼灸のこと
『旅する鍼灸院』ブックトークin札幌に参加しました
先日3/13【『旅する鍼灸院』ブックトークin札幌】に参加してきました。
『旅する鍼灸院』とは、僕が10年修業させてもらった「あんずの種」の院長須藤隆昭先生のご著書。
世界中を旅し今も旅を続ける須藤さんの、鍼灸のこと、体と心のこと、旅から得たこと旅をすることの喜び、などなどさまざまな内容が詰まっています。
歴代あんずスタッフのことも紹介されていて、ホクラクハラダのことも少し書いてくれています。
今回のブックトークでは、出版に至る想いや鍼灸や身体と社会のことなど、須藤さん節炸裂の60分でした。
鍼灸の良さがもっと広く多くの方に届くように
併せて今回は『鍼灸普及協会(APA)」の設立準備会も兼ねており、鍼灸師らによるお話も。
僕も「開業して良かったこと/鍼灸の卒後研修の重要性」についてお話させていただきました。
須藤さんや歴代あんずスタッフ、そしてその繋がりのある方々と会うと、いつも元気をもらえます。
そんな仲間たちがいる事は本当に幸せなことです。
鍼灸は治る力をサポートする医療。
その人の生きる力を応援する医療です。
心と体に幅広く協力できる鍼灸は、本当に素晴らしい可能性のあるものだと自負します。
ですが、まだまだ鍼灸のメリットや良いところは認知されていません。
先日、当院の患者さまが帯状疱疹ウイルスによる三叉神経痛に罹ったことを偶然知り、「出来るだけ早く鍼灸受けに来てください!」とお伝えしました。
帯状疱疹や帯状疱疹ウィルスによる三叉神経痛などは、疱疹が無くなったあとに残る神経痛でお悩みの方がとても多く、病院受診と併せて早期に鍼灸治療を受けることで回復を早め、神経痛が残るリスクも軽減できます。
患者さまはその後すぐ鍼灸受けに来てくださり、無事神経痛が残ることも無く回復されました。
この時も「三叉神経痛や帯状疱疹に鍼灸が良いとは思いもつかなかった!」と患者さまがおっしゃいました。
すでに鍼灸の経験がある方でもこのようなので、鍼灸未体験の方にとっては更に鍼灸が何に効くのかわかりにくいでしょう。
これは僕たち鍼灸師の発信不足が大きいです。広く認知されるよう、しっかり伝わるやり方で伝えていかなくてはなりません。
まだまだ未体験の方が多い鍼灸を、多くの方に体験していただき、そして受けた方の喜びや幸せになるよう今後も努めていきます。