2023.08.11 アトピー性皮膚炎
症例報告/改善事例:アトピー性皮膚炎∼顔および全身のアトピー症状と肩こりや冷え症も改善されたケース
ご来院者さま
20代 男性 大学生
施術開始
2023年4月
症状・現病歴
アトピー性皮膚炎は生後6ヶ月頃より発症。母も重度のアトピー性皮膚炎。
幼少期はステロイドの使用は無し。
2022年1月頃から目の周りが赤く湿疹が出るようになり皮膚科を受診する。
ステロイドと保湿剤の処方され1ヵ月半ほど使用し、その後プロトピックに変更。5月頃には使用しなくてもいい程度まで回復する。
生活の乱れ等により2023年1月に再び悪化する。その後大学の春休みで生活リズムが乱れさらに悪化する。
入浴後の痒みが強く、甘いものを摂ると悪化する。
また改善要因としては生活リズムが整うと調子が良くなるとのこと。
来院時の主訴は目の周り〜おでこのアトピー症状のを改善。
副訴として肩こり、便秘がある。
所見・お身体の状態
アトピーの状態は湿潤の強いジュクジュクと乾燥の強いカサカサの混在タイプ。全身的に症状が出ているが、特に顔面の症状が非常に強い。
舌診にて舌全体の強い赤み。腹診は鳩尾と下腹部(臍下と左下腹)に圧痛。脈は平脈。
頭部および上半身の熱感が強い。それに反して下腹部の冷感が触知される。また胸骨中央の圧痛あり。
後頚部に強い皮膚緊張がある。
腰〜背部の緊張も強く著明な圧痛。
ASIS周辺の過緊張がみられくすぐったがる。
治療方針
腰部・腹部の緊張緩和、頸肩部の緊張緩和と血流改善を中心に、自律神経の調整と便通改善の施術も併せて行う。
皮膚の緊張が強いことから、接触鍼等での施術も加える。ストレスなど心因性の負担もみられる。
生活リズム改善のアドバイスと、脳を休まること・下腹部〜仙骨周りを温めることなどのセルフケアもお伝えする。
当院オリジナルのアトピー改善マニュアルもお渡しする。
まずは1〜2週間毎の治療ペースをご提案する。
経過
2診
目の周りのかゆみが軽減した。汗をかいても大丈夫になった。また、いつも感じていた肩こりが減ったとのこと。
肩こりのセルフケアをお伝えする。
下腹部を温めると、下半身から足が温まるのを実感している。下半身の冷えも減ってきている。
外食による一時的な強い悪化あり。
便が硬く出血するときもある。
猫背などが見られるため、姿勢のアドバイスを行う。
3診
花粉(シラカバ)の影響でアトピーと共に鼻炎など花粉症も出てきた。
便も適切な硬さ、頻度になってきている。
下半身の冷えも減ってきている。
いつも感じていた肩こりが減った。肩こりのセルフケアを実践したところさらに軽減し、自覚的な肩こりは無くなった。
花粉症対策として鼻うがいをおすすめする。
食事表お渡しする。
4診
薬を塗らなくていい日が増えてきた。
以前よりおでこのアトピーの回復が早まっている。今は背中かゆみが1番つらい。肩こりは無い状態を保てている。
左耳下腺の腫れあり、大きくなったり発熱を伴う場合には病院受診を勧める。
5診
顔面のアトピー症状がさらに軽減してくる。花粉の影響も時期を過ぎ落ち着いた様子。便通下半身の冷え方これは問題ない状態が保てている。暖かくなり膝裏など汗をかく部分にかゆみを感じる。
6診
アトピーやその他体調は全体的に良好。
主訴の顔面のアトピーがだいぶ落ち着いため、一旦治療を終了とする。
セルフケアや食事、日常生活の注意点は引き続き守ってもらい、メンテナンスとして2ヶ月に1回ほど、また体調が悪化する前に治療した方が良いことをお伝えする。
治療によるアトピー性皮膚炎の改善評価
※治療開始前10とし、無症状を0とする
痒み:10→3
皮膚の赤さ:10→0
乾燥:10→3
熱感・ほてり -
ジュクジュク(湿潤):10→2
〇 治療開始前の症状・お身体の状態
顔が赤くなり、おでこもかゆかった。
〇 治療を継続しての症状・お身体の変化
顔が戻り、おでこのかゆみが減った。
〇 症状改善までの期間
6回の施術
〇 その他、生活における変化
足があたたかくなった
考察・まとめ
当症例は治療によって早期にアトピー性皮膚炎の改善がみられた一例となります。
肩こりが解消されたこと、便通が改善されたこと、下半身の冷えが改善されたことが、今回のアトピー改善に至ったポイントと考えられます。
また、患者さまご本人も生活リズムの乱れによってアトピーが悪化したことを自覚しており、当院のアドバイスをもとに積極的に生活リズムの立て直しに努められたことも重要な点です。
今後就職活動などのストレスがかかる場面においても悪化されぬよう、サポートさせていただければと思います。
【当院でのアトピー性皮膚炎の治療について】
アトピー性皮膚炎の治療は3ヶ月を1クールとし、症状の改善やお身体の変化をみながら治療を進めていきます。
アトピー性皮膚炎の改善は、アトピーの現病歴、IgE値や家族歴などのアトピー素因、食習慣や住環境などの生活状況、身体的および精神的状態、社会的な要因などによって個人差があります。
ホクラクではお一人おひとりへの最適な治療とアドバイスを行いながら、アトピー性皮膚炎の改善を一緒に目指していきます。
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