はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2024.03.4 改善事例・患者さまの声

患者さまの改善事例:起立性調節障害

患者さま情報

10代 男性 学生

主訴・お悩みの症状

中学1年のとき起立性調節障害を発症。

中学2年から中学3年にかけて眩暈、ふらつき、睡眠障害などの症状が重くなり、学校の欠席が多くなる。(中学3年のとき通学できたのは4回のみ)

中学3年秋まで漢方薬の服用と整体に通い症状はゆるやかに軽減したものの、依然動悸、眩暈、のぼせ、ふらつき、睡眠障害などが続いており、高校進学に伴い通学への不安があり当院での施術を希望。

治療結果

症状が軽減し通学できている。

これまでの経過

2023年4月から週1回ペースで治療を行い、セルフケアとして自宅でのストレッチ、呼吸法、食事や生活面での指導などもお伝えしながら治療を進めてきました。また、患者さまには学校内で頭重感や脳貧血症状が現れた際の対処法などもお伝えしています。

身体所見として、肩首の筋緊張、頭部熱感、手足末端の冷え、腰腹部の過緊張、脊柱の強い湾曲、耳の皮膚緊張と冷感などがみられ、これらの所見より自律神経の乱れ(交感神経が過度に優位な状態)があると推察されました。自律神経のバランスを崩し血圧の安定性が弱まるなどで起立性調節障害の状態となり、起床時の体調不良や睡眠障害が伴い、規則正しい日常生活が困難と考えられます。

起立性調節障害の場合、生活リズムの改善だけで回復する方もいらっしゃいますが多くの方は身体の不調が大きく生活リズムの改善に取り組むことそのものが困難な状態にあります。当患者さまもそうでした。

まずは生活リズムと共に身体の不調を減らすことが必要であり鍼灸がお役に立てる部分です。

起立性調節障害は身体的要因・心理的要因・社会的要因が複合的に影響しますが、当患者さまの場合身体的要因の方が大きかったため鍼灸が起立性調節障害の改善に奏功したと考えられます。

現在は朝の倦怠感などで遅刻や欠席があるものの、鍼灸を続けながらご本人の努力・ご家族のサポートにより通学できています。

【当院での起立性調節障害の治療について】

起立性調節障害の治療は3ヶ月を1クールとし、症状の改善やお身体の変化をみながら治療を進めていきます。

改善のペースは、生活リズム、ストレス、食事や睡眠の状況、運動習慣などによって個人差があります。

ホクラクではお一人おひとりへの最適な治療とアドバイスを行いながら改善をサポートします。

朝起きられない、通学が難しいなど、起立性調節障害でお悩みの方はご相談ください。

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