2024.10.10 ホクラクの専門
一旦やめる
自律神経失調症で最も多い「交感神経はたらき過ぎタイプ」
自律神経失調症の患者さまで最も多く見られるのは「交感神経はたらき過ぎタイプ」です。
仕事や日常の忙しさ、ストレス、生活リズムの乱れによって、体が常に活動モード(交感神経亢進)の状態になっています。
そのため、リラックスの時間であるはずの就寝時や食事中でも、休息モード(副交感神経優位)にうまく切り替わることができず、慢性的な不調を引き起こしてしまいます。
結果、以下のような不調が現れます。
- 眠れない
- 便秘や下痢を繰り返す
- 疲れが取れない
- 気持ちが落ち着かない
- 肩こりや頭痛が続く
自律神経のはたらきを車に例えると
自律神経は、よく「アクセルとブレーキ」に例えられます。交感神経がアクセルに相当し、これを踏み続ける習慣により、体が常に緊張状態になってしまいます。
そのうちに、いざブレーキを踏もう=休息や睡眠をとろうとしても、休んでも回復しなかったり、うまく眠ることが出来なくなったりと、副交感神経への切り替わりがうまくいかない状態になります。これが交感神経亢進=自律神経失調症の状態です。
(※逆に「アクセルが入らない」副交感神経優位タイプもあります。)
まず「アクセルを踏むのをやめる」
よく「ブレーキをかけて休息を取ること」が大事だと言われますが、その前にも重要なことがあります。それは「アクセルを踏むのをやめる」ということです。
つまり、いま行っていることを「一旦やめる」ことです。
自律神経失調症がなかなか良くならない方は、アクセルを踏みっぱなし=やりたいこと・やらなくちゃいけないと思っていることを変えずに、何とか寝ようとしたり、サプリなど良いものを取り入れようとしている場合が多いです。
これだと良いものが効果を発揮しにくいです。
それは「アクセルを踏んだまま、同時にブレーキをかけようとしている状態」になり、このままではいつか体が壊れてしまいます。まずはアクセルを離すことが必要です。
最も注意したいこと
一番避けたいのは、体が限界に来ているのに、薬や栄養ドリンク、サプリメントなどで無理やり動き続けようとすることです。
最近は習い事や塾などで過密スケジュールをこなすお子さんも増えていますが、特にお子さんにはこうした対応を本当に危険です。
特にお子さんの場合、「寝れているし元気だし塾や習い事も行きたいと言う、でも鼻炎や喘息などのアレルギーなど不調が続いている」ようなケースは要注意です。
お子さんは生命力のかたまりであり、多少の不調は「たっぷり寝れば大丈夫」なことがほとんどです。
まず必要なのは薬やサプリでは無く、塾や習い事を休ませ、存分休み寝ることが大事です。
もちろん、育児や介護などで休めない状況もあると思います。そのようなときには薬や栄養ドリンクでしのぐのも一つの方法でしょう。
しかしそんな時こそ、自分がダウンしてしまい、大切な人へのサポートが出来なくなってしまわないよう、意識的に休息の時間を取ることが大切です。
休息の外注を考えてみませんか?
それでも、自分ではどうにもならないと感じるときは、ぜひ治療にお越しください。自力で改善しようとせず、外部の力を借りる方が効率的です。
ホクラクでは、施術によってお体をニュートラルな状態にリセットします。
治療を続けることで、体がニュートラル状態を取り戻し、普段の生活でもアクセルを踏み過ぎず、ブレーキをかけやすい状態に整えていきます。
自律神経失調症やパニック症状でお困りの方の、お力になれれば幸いです。
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