はりきゅう・こきゅう
ホクラク

2024.06.13 からだとこころのこと

陰主陽従の重要性

6月に入りました。今年のゴールデンウィークは、コロナが5類移行後はじめての大型連休ということもあり、旅行などで人の流れが前年に比べて増えたと聞きます。
多くの方が活動的になり、意識が外に向いていると思います。

その一方で、5月の後半から体調を崩す人が増えています。

東洋医学には「陰主陽従」という考えがあります。
東洋医学の基本の一つである「陰陽論」は、昼と夜、男性と女性、活動と休息、外面と内面など、あらゆるものを二分して捉える考え方です。

陰主陽従とは、陰が主であり、それに陽が従うという意味です。これは優劣を意味するのではなく、役割分担を示しています。

陰陽のバランスはさまざまな理由で変動しますが、陰が主なのが基本。

現在の状況に当てはめてみましょう。
外出や活動が増えるこの時期は、陽のエネルギーが高まる時です。

しかしその反面、自分の内面と向き合い、休息する時間が減少し、陰のエネルギーが不足してきます。
このギャップが広がると、陰陽のバランスが崩れ、体調不良が起こりやすくなります。

特に慢性的に体や心に不調を感じる方は、世の中の流れについていけなかったり、無理についていこうとして不調が現れやすくなります。

今こそ「陰主陽従」に学び、自分と向き合い、休息と内面の養いを大切にすることが重要です。それが次の行動力、つまり陽に転じる力を養うことになります。

大きく動きたいときこそ、しっかりと休息し、自分を養う時間が必要です。そのために力になるのが鍼灸です。

鍼灸は陰を補い、陰陽のバランスを回復させるもの。患者さまが再び健康で元気に過ごせるようにサポートします。

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